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RPAで経理業務はどうかわるか

2019年01月31日

RPAは、経理業務の効率化に便利なシステムです。導入する企業が増えつつありますが、実際に利用している企業はどれくらいあるのでしょうか? 今回は、経理業務へのRPAの導入について、アンケート調査を実施してみました。予算や会社の方針によって、導入していないケースが多いようです。しかし、現場にはすでに利用している方や、興味をお持ちの方も多くいらっしゃいます。現在は興味がない場合も、機会があれば導入を検討している場合も、ぜひRPAについて理解を深めておきましょう。

 

 

RPAの経理業務への導入率

経理担当の方にRPAの利用についてアンケート調査を通して伺ったところ、「利用していないし興味もない」という回答が58%、「利用していないが、ぜひ利用したい」という回答が32%、「利用している」という回答が10%という結果になりました。

 

「利用していないし興味もない」と回答した方のコメントには、「それほど複雑な業務ではないため必要がない」「新しいシステムを導入する予算がない」といった意見が見られます。また、会社がIT化に積極的ではないため導入しないというケースも多くありました。導入を検討していない方が半数以上です。

 

・利点や魅力はよくわかるが、会社の規模が小さく、導入費用に対してそこまでの効果を期待できないから。(男性・32歳・岐阜県)

 

しかし、「利用していないが、ぜひ利用したい」と回答した方も32%いらっしゃいます。理由として「業務を効率化したい」、「自動化してミスを減らしたい」、「作業時間を短縮したい」といったものがありました。

 

・ルーティーンワークをしてくれるものなので、人件費の削減にもなりますし、他の業務にその分の時間を割くことが出来るので。(女性・48歳・大阪府)

・働き方改革などにより、労務時間が少なくなってきているので、さらに効率よく業務を遂行していく必要があると感じるため。(女性・43歳・東京都)

 

一方で、すでにRPAを利用している方も10%いらっしゃいます。RPAを導入したことで業務の手間が軽減され、ほかの業務に集中できるようになったというケースが多いようです。現在はまだRPAの普及は進んでいませんが、これから導入する企業は増えていくと考えられます。

 

・経理業務にRPAは利用していて、助かっています。RPAによる定型業務の自動化を行うことで、確認や入力などの業務が削減されました。定型業務の負担が減ったおかげで、他の業務に集中できるようになりました。(男性・37歳・埼玉県)

 

 

RPAができることできないこと

RPAとは、「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、ロボットを使って作業や業務を自動化するシステムを指します。

 

今まで企業で行われてきた経理の業務には、定型的な作業が多数含まれていました。たとえば、伝票の記帳や入金データ取り込みといった業務です。このような作業は同じ動作の繰り返しになるため集中力が切れやすく、人為的なミスがよく生じていました。RPAを導入すれば、これらの業務を自動化できるのはもちろん、機械により処理が行われるためミスを大幅に減らせるのが魅力です。

 

また、RPAを活用すれば情報の収集や分析も可能です。たとえば、自社システムの情報収集と分析を高速で行えます。これらの作業は人の手で行うと時間がかかるため、機械に任せることで、時間とコストの短縮が期待できるようになります。

 

一方、定型化されていない業務やコミュニケーションが不可欠な業務に関しては、RPAが使えません。工程が複雑な業務は、今まで通り人間の手で行うことになります。しかし、定型的な業務を効率化させるうえで、RPAは非常に利便性が高いといえます。経理業務における単純な作業を自動化したい場合は、ぜひ導入を検討してみましょう。

 

 

RPA導入で経理業務のここが変わる

RPAを経理の仕事に導入すると、どのような変化があるでしょうか? 経理の仕事は、主に「財務会計」「管理会計」「資金業務」の3つに分かれています。このうち、「管理会計」と「資金業務」は人間の頭で考える必要があるため、RPAでは代行できません。

 

RPAを活用すれば、「財務会計」の業務のうち、伝票記帳・入金データ取り込み・証票の保管・月末処理・帳票出力・連結会計・連結処理といった業務ができます。ただし、これらの作業もすべて代行できるわけではなく、確認作業や判断は人間が行う必要があります。また、導入してしばらくの間は、人間が指示しながらRPAの動作を確認しなければなりません。

 

しかし、導入がうまくいけば、今まで行っていた定型業務の時間を節約できるようになります。その結果、社員はより付加価値の高い業務に時間を使えるようになり、業務の質が上がります。また、単純作業に関しては、RPAのほうが人間よりも正確に処理できるのもメリットです。経理の仕事とRPAは相性が良いため、業務を効率化したい場合にぜひ活用してみてください。

 

 

まとめ

RPAとは、定型的な業務や作業を自動化するシステムです。経理や総務、人事といった仕事と相性が良く、導入する会社が増えています。

 

経理にRPAを導入する場合は、伝票記帳や入金データ取り込みといった、財務会計業務を効率化が可能です。これらの作業が自動化されれば、社員は別の仕事に時間を使えるため、生産性アップが期待できます。ただし、定型化されていない業務はRPAで代行できないため、ご注意ください。

 

RPAは、業務の自動化に大変便利なシステムです。予算が気になるという意見があるものの、導入することで残業を減らせたり、社員が別の仕事に時間を使えるようになったりと、メリットが大きくなります。経理業務の効率化をはかるうえで、ぜひRPAの導入をご検討ください。