オンプレユーザーはご注意!【事例】通勤費管理をクラウド化でセキュリティリスクを回避
セキュリティの観点からのクラウド化の重要性を、らくらく通勤費ユーザー様の事例を通してご紹介します。
クラウド化への時代の流れ
近年、クラウドシステムは企業や団体にとって非常に重要な選択肢となっています。
以前は、サーバを購入しそこにソフトウェアをセットアップ、データ保管をして運用するオンプレミス環境が一般的でした。
社員情報などの漏洩防止のためにも、外部から遮断された環境で、限られた人員で管理すべき、としてオンプレミス環境を選択したほうが安全だと考えられていました。
しかし、日々の業務の中では複数のシステムをまたがって利用することが当たり前になっておりシステム間のデータをやり取りするためにネットワークへの接続、またはUSBメモリなどの媒体の受け渡しが必要で、外部との完全な遮断が難しいのも現実です。
これからご紹介するのは、社内業務システムはオンプレミスで閉じられた環境でも、Eメールや検索のためにインターネット接続は欠かせない、そこに落とし穴が潜んでいたという事例です。
インターネットに接続する端末PCに、ウイルス対策等のセキュリティソフトを導入することはもちろんですが、業務に必要なデータやバックアップデータを安全に保管する場所も考える必要があります。
セキュリティの観点と業務運用の観点から、以下の事例を通じてクラウド化の重要性をご紹介します。
事例1: インフラの脆弱性
A社では、社内の主要な業務システムをオンプレミスで運用していました。
らくらく通勤費もオンプレミスで運用されており、大事なデータは外に出さない、機器や環境の維持コストも抑えたい、というのがオンプレミスを選択している理由でした。
この企業ではインターネット接続を制限しており、社内業務のシステムは外部に出さない方針で運用されていました。
しかし、ある日、社内のEメールからエモテットウィルスに感染し、PCが文字化けするという重大なセキュリティ事故が発生しました。
このウイルスは不正なメールに添付されるファイルを通じて感染が広がり、情報窃取を行います。
らくらく通勤費のサーバも感染してしまい、しかもバックアップデータも同じサーバ内に保存されていたため、データが復旧不能となってしまい
さらに社内のすべてのPCも感染し、利用不可能となってしまいました。
結果として、全てのオンプレミスのシステムを入れ替える必要が生じ、システム担当者の方は長期間の徹夜作業を強いられたそうです。
このセキュリティ事故によって、担当者はらくらく通勤費のクラウド化を決断されました。
そして、ウイルス感染からわずか15日でらくらく通勤費forクラウドを導入することができました。
事例2: ランサムウェアの脅威
B社では、システムがランサムウェアに感染するという事件が発生しました。
ランサムウェアとはデータを暗号化し、そのデータの復号化の対価として金銭を要求する不正プログラムです。
ランサムウェアの感染で対応が大変になっている、というお話を担当者の方から聞きましたが、実はこの企業では給与計算とらくらく通勤費をクラウドで利用しており、
データがクラウドシステム上に保管されていたため、ランサムウェアの被害を免れ、通常通り給与計算と通勤費計算を続けることができました。
クラウドシステムの利点
らくらく通勤費は、通勤費の管理に特化し、社員へ支払う通勤費の計算を行うシステムのため、支給が遅れてしまうと大きな問題になってしまいます。
クラウド化することで、データの安全性が向上し、サーバのセキュリティリスクを最小限に抑えることができます。
SaaSで提供している、らくらく通勤費は、国内事業者のデータセンターを活用し、情報セキュリティ対策や災害対策が万全に整えられています。
オンプレミスと異なり、クラウドならサーバ老朽化に伴うメンテナンスや買い替えの心配もいらず、らくらく通勤費が常に自動で最新版に更新され安心してご利用いただけます。
クラウドシステムの積極的活用を
クラウドシステムは、セキュリティの向上と災害への備えを提供しますので、通勤費管理だけでなく他の管理システムも、通常の業務を安定的に継続させることができます。
セキュリティと安全性を最優先に考え、クラウドでらくらく通勤費forクラウド導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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